泌尿器症候群用キャットフード
泌尿器症候群とは
泌尿器症候群とは猫に多い病気の1つで、尿が出にくくなるというものです。細菌感染による膀胱炎や、尿路結石によって尿が出にくくなり、最悪尿毒症で死亡する危険もある病気なのです。
いつもより数多くトイレにいくが、あまり出た様子がない。出ていても尿が少量で色が濃いなど、いつもと違う症状があるなら、すぐに病院を受診しましょう。
尿がでないという症状は同じでも、結石と膀胱炎では対処方が違います。
膀胱炎なら抗生物質の投与になり、結石だと薬を処方されるか、場合によっては結石を取り除く手術になります。どちらにしても尿毒症にさせないためには、早めの処置が必要です。
どのような原因だとしても、トイレを清潔に保つことと、新鮮な水が常に飲めるようにしておくことは大切です。
膀胱炎対策のキャットフード
結石用のフードに関しては、別記事に掲載しますので、こちらでは膀胱炎対策のフードについて説明していきます。
膀胱炎は主に細菌に感染することで起こります。
そのため、膀胱炎と診断されたら抗生物質を数日飲ませることになります。数日すれば完治しますが、膀胱炎になりやすいようなら、抗菌作用のあるキャットフードを考えましょう。
抗酸化作用のあるキャットフード
プロポリス、ポリフェノール、アスタキサンチンや、抗炎症作用の強いオメガ3脂肪酸、これらが多く含まれたキャットフードが、膀胱炎になりやすい猫には向いています。
体質が改善されることで膀胱の炎症が起こりにくくなります。また化学的に合成されたものでなく、自然由来の成分が多いので、安心して与えることができます。
ウェットキャットフード
膀胱炎の猫には、塩分の少ないウェットキャットフードも向いています。ドライキャットフードですと、どうしても多く水を飲まなければいけません。普段からあまり水を飲まないというところが、膀胱炎になりやすい猫の特徴としてあります。そんな猫には水分量が多いウェットキャットフードを与えて様子をみましょう。
この場合のウェットキャットフードは、総合栄養食の表示があって、塩分の少ないものです。意外にウェットキャットフードによっては、塩分が多く含まれているものがあるので、膀胱炎の間は注意してあげてください。
【参考】
http://www.frontier-k.co.jp/尿路結石.html
http://www.machine-room.org/computers/356/
http://www.officialslyandrobbie.com/urology.html