成猫用キャットフード

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成猫の必要カロリーとは

1歳の誕生日を迎えるころには、猫も大人になります。動きは活発で、やんちゃぶりはまだまだ子猫のようですが、1年を過ぎたら食事にも注意が必要です。子猫のときのように、好きなだけ食べていいというわけにもいかないのです。

室内飼いの猫は、成猫になったら肥満にならないよう注意が必要です。肥満はあらゆる病気の原因となるからです。食事の時間を決め、一定の量を与えるようにしましょう。

フードもなんとなく量を測って与えるのではなく、猫の体重に合った適正量で与えるようにしましょう。
成猫が1日に必要とするカロリーは(猫の体重)×30+70=(必要カロリー)です。例えば、3㎏の猫なら 3×30+70=160kcalとなります。この必要カロリーとフードのカロリーを照らし合わせて一回の食餌の量を決めましょう。

キャットフードはドライタイプとウェットタイプがありますが、食欲に合わせて両方をうまく利用するといいでしょう。

成猫が食べる理想的なドライキャットフード

以下の条件を満たしているものが、理想的なフードです。

  • 質の良い動物性タンパク質が主原料もの(〇〇ミール、4Dミートなどは使われていないもの)
  • 穀物不使用か少量使用のみのもの
  • 合成保存料、添加物が使用されていないもの

良質なフードは高額ですが、猫に長生きしてもらうにはやはり健康な食生活が大切です。原料が不明なドライキャットフードによっては、アレルギーや胃腸障害を起こすことがあります。そのために必要になる医療費などを考慮すると、高額でも良質なドライキャットフードがやはりおすすめです。

猫は離乳期からドライキャットフードだけを与えると、手作りご飯やたまにもらえるご馳走のお刺身などに、まったく関心を示さないようになることがあります。
それなら楽でいいと思われるかもしれませんが、猫にも食の楽しみがあった方が良いでしょう。総合栄養食のドライキャットフードを与えるだけでなく、たまにトッピングなどでさまざまなものを与えるのも、食事の楽しみにつながるのではないでしょうか。

成猫が食べる理想的なウェットキャットフード

水をあまり飲まない猫には、ウェットキャットフードはおすすめです。ウェットフードは栄養が偏りやすいので、総合栄養食と明記されているものが理想です。。
ウェットフードは歯垢が着きやすいのが欠点です。ウェットキャットフードだけでなく、ドライキャットフードと併用するか、歯にいいおやつやおもちゃを与えて、常に口中をきれいにしてあげましょう。

成猫が食べる理想的な手作りフード

手作りご飯の場合、タンパク質が全食事量の85%となるのが理想です。野菜は猫には不要に思われるかもしれませんが、ミネラルを摂るのに必要です。ブロッコリー、小松菜、ニンジン、カボチャなどは小さくすると食べやすいので、ぜひ与えてください。
 
鮮度のはっきりしないものの生食は危険です。自然界の猫は狩った鼠や子ウサギを食べてもお腹を壊したりしませんが、守られた環境で成長している家猫は雑多な菌を処理できませんので注意が必要なのです。肉や魚類だけでなく、野菜もなるべく火を通してから与えるようにしましょう。

手作りごはんだけですすめるなら、ミネラルのバランスを考えて天然成分のサプリメントの併用をおすすめします。

【参考】
https://www.issgc.org/c002.html
http://www.kuwanoya.jp/tekisita.html