下痢用キャットフード

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猫も下痢をする生き物

人間と同じように、猫も下痢をします。下痢をしても、元気があっていつもと変わらなければ、そのまま様子を見ていてもだいじょうぶです。心配なのはぐったりしてしまい、下痢だけでなく嘔吐もある、便の中に血が混じっているなどの症状や、3日以上続く下痢です。そんなときには、病院を受診されることをおすすめします。

下痢をすると水分が失われるので、ただでさえあまり水を飲まない猫には致命的です。受診するだけでなく、家でもほ乳瓶やスポイトで、水を補ってあげましょう。

下痢の原因

下痢になるのには必ず原因があります。病院を受診してもこれといった原因がなく下痢が続いている場合は、普段与えているキャットフードが原因のことがあります。

キャットフードが合わない

キャットフードを切り替えた途端に下痢になったりすることがあります。この場合はキャットフードが猫の体に合っていないことが原因です。

新しいキャットフードの食いつきがよくても、成分をよく確かめてください。脂肪が多いキャットフードだと下痢をすることがあります。高級だから下痢をしないというわけでもなく、猫の体質によって合うものと合わないものがあります。

下痢が続くようなら、それまで与えていて特にも問題なかったフードに戻します。それから少しずつ新しいキャットフードを混ぜていき、どれくらいの量なら下痢にならないか様子を見ましょう。新しいフードだけでは下痢をするなら、下痢をしない割合でキャットフードを混ぜて与えるのもいい方法です。

アレルギー

アレルギーもまた下痢の原因になることがあります。キャットフードはさまざまな製品があるため、原材料をよく見て以前の下痢をしたフードとは違う成分のものを与えてみましょう。アレルギーの原因となっている原料がはっきりと分かっている場合は、その原料が使われていないフードを与えましょう。

穀物が多く含まれている

猫は肉食の動物です。そのため、肉や魚などの動物性のタンパク質を消化するのに優れています。反対に小麦やとうもろこしなどの穀物の消化は苦手です。
しかし、キャットフードの中には主原料が穀物でできているものもあります。このようなフードを与え続けていると猫の体の中で消化不良を起こしてしまい、下痢になってしまうのです。

異物

異物を誤飲してしまうことで下痢が引き起こされることがあります。家猫の場合は、部屋の中を隅々まで見回せばなにを食べたかすぐにわかります。けれど家の外を自由に出入りできる猫の場合は、外でなにを食べたかわかりにくいです。早めに受診して原因を特定したほうがいいでしょう。

下痢用キャットフード

消化吸収の良い高タンパクなフード

下痢しがちな猫には、消化吸収のいい療養キャットフードを与えましょう。下痢用のキャットフードは猫が消化しづらい穀物が含まれておらず、高タンパクで消化がいいので、少量でも栄養が取れるようになっています。

便の状態がよくなったら、総合栄養食のフードに切り替えて様子をみましょう。

ウェットフードは避ける

ウェットフードは下痢のときには控えたほうが無難です。逆に多くなった水分を調整しきれない場合があります。下痢が落ち着くまでは、下痢用のドライキャットフードだけの食事をおすすめします。

【参考】
http://www.augustalynx.com/pressrelease/